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1Q決算に続き、2Qも赤字が続く
21年5月に発表の決算で赤転となり、5月17日には、ー230円ときわめて大きな下落となりました。
前回に続き、この結果は、総じて、ネガティブ。
グロース銘柄でありながら、黒字を維持してきた同社にとっては、
株主の心理面での悪化は避けられそうにありません。
合わせて読んでね。
決算資料を読み解く(赤転の理由は)
①経営成績
・先日もお伝えしましたが、チャットワークは、フリープランの見直しを6~7月に実施し、課金ユーザーが大きく上昇しました。
経営指標
売上高 14億円(23.3%増)
営業損失 1億1900万円
経常損失 1億1800万円
- 売上は、上昇(さすがにこれが止まると本当に終了)
- 営業益は、黒字から、赤字へ
- 経常益も、黒字から赤字へ転落
②チャットワーク事業
主力サービスは、堅調
売上高 12億 (31.3%増加)
主な赤字の理由は、サービス拡大に伴う機能追加と、顧客の開拓(販促費)
チャットワークの魅力は、このチャットワークというサービスそのもの
クラウドモデル(Saas)のため、一度利用し始めたユーザーにとっては、
継続的に使い続けることができる。(解約が少ない)
チャットワークにおけるライバルとは?
- マイクロソフトteams
- デスクネッツ
- LINE
チャットワークの強みは、既存のグループウェアサービスとの親和性が高いため、並行して運用を行うことができるという点
例えば、これを使うためには、今使っているものから変えなきゃいけいないというデメリットがほとんどない。追加で情報共有をこのソフトでしましょうとサービスを開始できる。
業績予想を発表
これまで、業績見通しを発表してこなかったが、ここで、通期の見通しを発表しました。
いやはや、これは、強気な予測を出してきました。
売上高、現在の14億から比べれば下期で19億以上もださないといけない。
それでも、今期については、販促など増加で、赤字は確定。
まとめ、ぐりふぉんの見解
- 新規課金ユーザーの増加がすべて、これなくしてどうしようもない。
- 現在の販促費の増加は、今期の売上アップに確かに連動している。14億(23%増)
- 通期の予測を出してきた理由は、おそらく、今期の赤字拡大の理由の説明であろう、このままでは、確実に株主含めての資金の流出が免れない、今後の拡大路線を続けるためにはしっかしとした理由づけが必要と判断したのでは、ないかと思う。
当面の下落は避けられなそうです。一旦売却も視野にいれた動きを考えた方がよさそうです。
ちなみに私は、そのままホールドして、下がり切ったら買い増しを検討します。
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